残念ながら第一希望に合格せず浪人が決まった、そして幸運なことに「浪人」するチャンスを得た皆さん!おめでとうございます!
チャンスを得たのですから、ここは心機一転弱点をしっかり補強して、来年の合格・新たな生活に向かって毎日を過ごしましょう!
わたしも浪人生活がありまして、それも「宅浪」を選びなんとか第一希望に合格しました。使用教材はZ会の通信教育でした。数学は「解法のテクニック 数1・基礎解析・代数幾何」の3冊を基本書に使いながら進めました。
あの日々はホントに大変でした。気持ちを維持するのがなかなか難しかったですね。焦りや虚無感に圧倒されそうになることもしばしばありました。
当時どんな感じで気分転換をしていたのか、どんな本を読んでいたのか記しておきます。同じ境遇の人に少しでも役になればいいですね。
当時じっくり取り組みました!!>>Z会の通信教育
時間が好きに使える?・宅浪の危険性
予備校に行く時間も使わなくていい、すべての時間を勉強に使える!なんてことを思うんですが、そうはうまくいきません、、。どんな危険があるのか?しっかり認識して危険を潰しておきましょう!
昼夜逆転の危険性
早寝早起きを最初はできるんですが、人間必ずだらけてしまいます、、。
「今日だけはいいか、、。」
この一言が出てしまうと、もうダラダラと落ちていきます。ふと気づくとGWも終わり夏期講習の時期になっているんですね。恐怖しかありませんね(笑)
自宅のみではなく、図書館に行くなど環境を変えて集中できるようにすることも大事です。朝起きて出かけるということを習慣づけておきましょう。
終盤にはこんなことは必要ありませんが、4,5,6月は結構、虚しさに圧倒されがちですから、意識をしっかり持ちましょう!
ネット依存の危険性
これは私の時代にはなかったことです。スマホがあれば、まあ大変!ですね。1−2時間はあっという間に何処かにいってしまいます。ツイッター、ラインに返答しておれば、時間なんていくらあっても足りません、、。
ユーチューブにビデオオンデマンド。もう勉強する時間がありません(笑)
これはもう、時間を決めて手に触れない・目にも入れないようにしておくしかないですね、、。大変ですが、将来の喜びを得るために「今」やるべきことに集中しましょう!!
スマホを使うのならば、勉強にもしっかりつかいましょう!>>スタディサプリ ENGLISH
バイトに夢中になる危険性
これもあり得ることですね。わたしもバイトしておりましたが、これは学費を稼ぐためにしていました。「遊ぶ」ために稼ぐのではありませんので意識が違います。
自分で稼がなければダメな状態以外はバイトなどしないほうがよろしい!
自己を励まし、元気が出るオススメ書籍はこちら!
ではでは、そんな危険がいっぱいの宅浪生活で自分を励ましてくれた書籍の数々を紹介していきます。実際に当時読んでいたもの、現在読んで「これはいいな」と思うものです!
生きよう今日も喜んで・さあ、がんばろう
平澤興先生の著作です。難解な文言を一切使われずわかりやすい言葉を紡いで努力の大切さを説かれます。
マキアヴェッリ語録
塩野七生先生による語録の抜粋です。塩野先生の著作も大好きでよく読みました。ローマ帝国衰亡史はエドワード・ギボンのものが有名ですが、初期から書かれたものは塩野版が面白い。読ませます!
浪人時代に小説にハマると勉強するヒマがなくなるので、ホドホドにしておきましょう!一応、語録関係や日記関係を多めに紹介しますね。区切りがつけやすいですからね。
修省論・努力論・洗心録
幸田露伴です!単に「露伴」というと今の子たちは、「知ってる!!ジョジョに出てくる作家でしょ!」などと言われますが、スタンド使いではありません!!
「修省」とはなかなか難しい言葉ですね。君子は以て恐懼修省す、と周易にある言葉から出ています。
露伴は興味が出てくれば、全集をおすすめします。愛でる、というにふさわしいものになるでしょう!!
「少年文学」に出てくる「芥子大黒」の話。
福はいつでも微細の中にあるもので、大なるものの中には無いものと思われますからね。
なかなか深いですよ。いつの時代にも通用するとは思いませんか?
立命の書「陰隲録」を読む
安岡正篤師の本です。自己の境遇に「諦めてしまうのか」、占い師のことばを「信じて努力しないのか」。そうではない!自己で限界だと思っている、その「思い込み」を超えていくのが人生である。
安岡師の著作は講演会などのものを書き起こしているので、非常に読みやすいです。そこから始めて、王陽明研究、日本精神の研究などを研究してみてください。
明治の人物誌
ショートショートでおなじみ星新一氏の著作です。彼の父親のことを描いた、「明治・父・アメリカ」「人民は弱し、官吏は強し」も一読の価値はありますが、「人物誌」の方は短く10名の歴史が書かれているので読みやすいです。
中村正直、野口英世、岩下清周、伊藤博文、新渡戸稲造、エジソン、後藤猛太郎、花井卓蔵、後藤新平、杉山茂丸
の10名です。
こういった人物史や自伝を読むとその人物が自分の中に生き続ける感じがします。彼ら彼女たちなら一体どうしただろう?と考えることができるのは非常に為になります。本当にそれで正しいのか?と、多面的にものを見る訓練になりますからね。
日本再興戦略
落合陽一氏の書籍です。これは現在(2018)読んでいる本ですね。
日本の少子高齢化社会に対して前向きな議論を提示されているのが、非常に興味をもちました。
- 高齢者が肉体的に弱っていくことも、ロボットや技術によってカバーされるので、全く問題ではない。
- 日本が最初に高齢化社会になる。その間にロボットなどの科学技術の発展によって、機械化・自動化する社会を作り上げる。
- そこには多様化した社会があり、「何が基準だ」「何が正解だ」といったことはナンセンスになる。
テクノロジーを駆使した社会を作り上げる。そして、日本のあとに「高齢化社会」を迎えるアジア諸国に、日本で出来上がった機械やシステムを輸出する、と言うものです。(かなり端折っています、、)
今の若い世代にしっかり読んでもらって、勉強してもらいたいですね。非常に前向きでやるぞ!という気持ちにしてくれます。
なにより、「我が国日本」、をしっかり意識されているところに共感を得ました。
まとめ
将来に対して「不安」になるというのは、わからないものではありません。最終的に、そういった「どうなるかわからない」状態を楽しめるようになれば最高ですね!
つまり自分の思い通りになるか・ならないかで不安や怖れが出てくるわけですから、 どっちに転んでもOKと言えるだけの過程を過ごせばいいんじゃないかと考えます。
あっという間に過ぎ去るのが浪人の1年ですから、宅浪が苦しくなれば講習だけでも参加する。自習室を使って「勉強している」のが自分一人では無い!ということの確認をしたりしましょう!
勉強するのは自分ですから、そこは万人等しいわけです。良い思い出になるように、充実した日々を!常に軌道修正を!
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